RAMIの形而上学入門

売れてない俳優目線の哲学論

運命の扉が開くとき page.5

 

 “ 出逢いと別れを繰り返す日々の中で一体全体何を信じればいい”

                         King gnu -prayer x-

言うてますけども。

最近つくづく思うのです。去年通い続けた料理教室の先生たち。少しの間お世話になったバイト先の人たち。お仕事で出会って仲良くなった人。好きだったスタバの店員さん。出会いがあるからこそ別れがある。人と出会うことが多くなってきて、その度に“別れ”を考えるようになりました。しっかりとした出会いがあって、その人と思い出もたくさんできたのに更新されないとどんどん薄れていくのがとても寂しく感じます。人と人との繋がりなんて目に見えないものだから尚更消えるのは容易いように感じます。例えSNSが普及した現代でも見えてくるのは数字だけな気がします。

 

そんなこんなで孤独を感じに感じている僕は「明日のナージャ」を観ていました。日曜朝アニメは何かと大切なことを教えてくれるし、前向きになれるからと言うことで観始めてました。ナージャはうっすら放送時の記憶があって、よく暗すぎるとか朝向きじゃないって言われているイメージで、どんなんなんかなーって感じでした。観終わった今、超絶ハマりました!

展開が面白い。夢をみる大切さ、夢をみる難しさ、人生の残酷さ。ハードすぎる内容に驚きですよ。

僕の心を掴んだのは26話ですね。めっっっっっっちゃエモい!

もしこれを機に観ていただける人がいるならネタバレはNGなので詳しくは言いませんが超エモい。既に観ている人がいるならこの回について語り合いたい!!!

この回はあの細田守さんが演出しているんですけども。個人的にあのシャツの感じと腕の細さから細田さんっぽさを感じました。その絵の繊細なタッチもなんですが、演出が凄い。大事なことがわかる回ってのもあるのですが、めっちゃ丁寧に演出されてるのですよ。僕ドビュッシーの月の光が大好きなのですが、この回で使われていて。いや朝の子供番組!!!ってなりました。あとナージャの表情がすごく良い!可愛い!繊細!

 

っとここまでにしておきます。ただの感想言いたいだけになっていました。いやけど本当に感動したんだもん。

と話を戻しまして、

明日のナージャ」から学んだこと。

”人と人との繋がりは見えなくても容易くない”

いろんな別れがあって更新がないと薄れる気がすると言いましたが、実際はそうであってそうではない。人との繋がりはそんなにやわじゃない。

ナージャは旅の中で幾度と困難な状況に陥るのですが、人との出会いの奇跡の力で解決していくのです。

この人生もう会うことがないって出会いだってあるけども、一度出会うってことがそれだけで特別で運命で凄い奇跡なことで、それは紛れもない人と人との繋がりだと言うこと。その繋がりに強い、弱いはあるけども、それをも超越する奇跡が起こっているといことが重要なんだと。

理不尽なことが何かと多い世の中で、挫けそうな時がたくさんあるけども、一人じゃないって。みんながいたからここまでがんばれた。あと一歩踏み出そう。ってそんな力が人との出会いにあると思いました。

今まさに感染病などの問題で人と人とのストレスが増している気がします。

こんな時だからこそ人と人との出会いがいかに奇跡だと言うことを忘れずに生きていきたい。綺麗事でしかないのは重々承知ですが、心がどんどん蝕まれる状況でこそ、その出会いの力を信じることが大切ではないのかと思います。それができた時が運命の扉を開くときなんだと思いました。

 

 

いかがでしたでしょうか

ナージャについてもっと話したいです。笑

全50話くらいのアニメって本当見応えありますよねー。急速に面白くなって、途中の飽きなんか嘘のようになくなって、最終回へと近づく現実がたまらなく悲しいですよねー。

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